H△G


INTERVIEW 


H△G


活動開始からその歌声と独自の活動スタンスで話題を呼んできたH△G
2017年衝撃のメジャーデビューからの映画のタイアップ決定!!
変わりゆく環境と変わらずにある芯。
H△Gにとって今後を左右すべく転換期にお届けするロングインタビュー。


■メジャーデビューがシーンに衝撃を与えたH△Gですが、改めてメジャーでリリースした意味や意義などを聞かせてください。

 

Yuta:結成からずっとマイペースに活動を続けてきたH△Gですが、熱心に声を掛けてくださったレコード会社の方との出会いがデビューに繋がるきっかけになりました。メジャーへの強いこだわりがメンバーみんなあったわけではないですが「新たなステージで“挑戦”してみたい」想いは共通していて。そこがデビューの決め手になったと思います。

Chiho:H△Gを引っ張ってくださった方達のおかげで、H△Gにとってすごく自然な流れでメジャーデビューを迎えることができたなと思っています。思い返せば私たちの活動も5年程になりますし、私たち自身無意識のうちに何か新しい風を求めていたんだと思います。

 

■そんな中でリリースしてみて変わった事、変わらなかった事ってどんな事ですか?

 

Yuta:変わらないことのほうが多いです。もともと「生活に音楽を」というスタンスで始まったH△Gなので、メジャーデビュー後もそのスタンスを大きく崩すことなくきています。変わらずに地元である岡崎市を拠点に活動を行っていますし、結成当初からH△Gをずっと支えてくれているプロデューサーの方が今も一緒に側で支えてくれていることも「変わらない」と感じる大きな要因だと思います。

Chiho:レコーディングも、地元の田んぼに囲まれたスタジオで録り続けています(笑)H△Gの音楽制作の環境は変わらず守ってもらえていることが本当にありがたいですね。でも私は大きな変化を感じている部分もたくさんあって、H△Gとして表現できる場が大きくなり今まで私たちだけでは出来なかったことが幅広く実現し始めているなと思います。何より自分の気持ちの変化が大きいかもしれません。H△Gのみんなと、もっともっと前に進んでいこうと思う日々です。

Yuta:インディーズで活動していた時は、H△Gの運営に関わってくれる全員を把握できていましたが、今では僕らがお会いしたことがないけど、H△Gに関わってくれている方々もいらっしゃったり、、、プロジェクトの規模が大きくなっていることを感じます。だから「変わった」と感じることとしては、チームH△Gがどんどん大きくなっていることですね!

Chiho:そうですね。H△Gチームはどんどん肥大化してます!(笑)

 

■今年の8月に地元岡崎でメジャーデビュー記念ライブを開催しましたね?ライブが終わった時の気持ちを教えてください。

 

Chiho:心から感謝の気持ちでいっぱいでした。そして過去最長のロングなセットリストだったので、ホッとした気持ちもありました(笑)H△Gのファンの方は本当にあたたかい方ばかりで、私たちの強い想いで選んだ地元の岡崎市にもたくさんの方が集まってくれました。ステージから見るお客さんの表情が忘れられません。

Yuta:全国から観に来てくれた方々がいたり、いつもお世話になっている方々もたくさん駆けつけてくれたり、感謝の気持ちでいっぱいでした。ライブ会場となった「岡崎市Libra Hall」は個人的にすごく好きな場所でもあって、このタイミングで地元の岡崎市でライブができて本当によかったです。

 

■さらには今年の10月には中国のフェスでの公演もありましたね?国境を越えて言葉の壁も超えてH△Gの思いは伝わりましたか?

 

Chiho:初めての海外でのライブ、とても刺激的でした!いつも通りいつも通りと思っても、空気感も自分のコンディションもいつもとやっぱり違うものですね。でもライブが始まると中国の皆さんが想像を超えるくらいあたたかく迎えてくださって、いい意味で裏切られました(笑)そのおかげでいつもの私らしく歌を届けることができたなと実感しています。中国にもファンの方がいることはネット上で事前に分かってはいたんですが、実際にライブで会うことができてとても感動しました。

 

■今回映画「イタズラなKISS THE MOVIE ~プロポーズ編~」の主題歌に決定しましたね。映画はご覧になりましたか?

 

Yuta:はい、もちろんです!むしろ完成した映画を一足先に観させていただき、そのイメージを持ったまま曲をすぐに作りました。

Chiho:自分たちが映画の主題歌を担当… いま考えてもびっくりですが、こんな機会をいただけてとても感謝しています。しかもまさか私がもともと好きな作品の実写映画の主題歌だなんて、聞いた時は驚きすぎて声出ました(笑)おてんばな琴子とクールな入江くんの掛け合いにキュンキュンが止まりません…!

 

■改めて11月にリリースになる「 イタズラな Kiss と ラブソング。」はどんな楽曲に仕上がっていますか?

 

Yuta:先ほどお話した通り、映画を観てすぐに曲を作ったので自分が感じた映画のイメージがそのまま楽曲に反映されていて、メロディーもリズムも今までのH△Gには無いものに仕上がっています。

Chiho:今回の「イタズラなKiss」はプロポーズ編ということで、今までのH△Gには全くなかったテーマからの曲作りでした。歌詞は珍しく私が担当したのですが、このテーマとH△Gらしさのバランスに悩みましたね。H△Gらしさはもちろん意識したんですが、イタキスが好きな人にどう届くかっていう部分も考えながら、私の中のイタキスを好きな気持ちを大切に書きました。

Yuta:「イタズラなKiss」の主人公である琴子さんのイメージが「ぴょんぴょん」してる感じ(笑)があって、リズムも自然と跳ね(シャッフル)になりました。

Chiho:確かに!(笑) 琴子っていつも動き回ってるというか、その落ち着きのなさが可愛いいというか。自然と反映されたかもしれません(笑)

 

■H△Gの楽曲って「青春」ってキーワードがまずあって。今までは「恋」の要素はあっても「愛」のパーセンテージは低かったと思うのですが、タイトルの中に「Kiss」というダイレクトなワードが入ったり「ラブ」ってワードも入ってます。H△Gとして愛を歌うってどんな事でした?

 

Chiho:そうですね、恋愛要素のある曲ってほとんどなかったんですけど、あるといえば「甘酸っぱい恋」というイメージ。でも実は今までも愛情という存在は意識して書いていることも多いと思っています。本当は自分に向けられている愛がそこにあるのに感じられないまま、気づかないまま過ぎていく青春期や、愛情の温度をこんなにも感じたいのに感じられない思春期。今回の「 イタズラなKiss と ラブソング。」という楽曲は、H△Gが描く青春の延長線上にあるものだと想像しながら歌っていました。

 

■主人公琴子ちゃんの気持ちを歌っているというテイストの歌詞なのですか?

 

Chiho:そうです。四六時中、入江くんのことで頭がいっぱいな琴子目線で書きました。

 

■歌い方もいつもの切なげというよりは少し明るいテイストですよね?

 

Chiho:今回の映画の内容が「プロポーズ編」ということもあり、二人がやっとゴールインしたぞー!という喜びが溢れたと思います!でもただただハッピーというより、ここまでの軌跡を思い返しながら歌っていました。

 

■あくまでもバンドという括りではなくて「コンポーザー集団」だったって事を再認識した楽曲だと感じました。どんな事を意識しての今回の制作だったのでしょうか?

 

Chiho:やはり私の中では、いかに”イタキス”という作品に寄り添えるかということでした。名作として時代を超えて愛され続けている作品の大事な部分をH△Gも大事にしたいと思いました。H△Gなりにですが、伝わったら嬉しいなと思います。

Yuta:「自分が映画を観て感じたイメージをそのままメロディにしよう」そう思って作曲しました。H△Gの楽曲に「青春」というキーワードがあるように、今まで世に出してきた楽曲群が作り出す「H△Gのイメージ」って少なからず絶対にあって。でも、そこを意識しすぎると「イタズラなKiss」との整合性がとれなくなる感じがして。だからこそ映画を観て感じたイメージに対して自然に出るものを形にしていきました。

 

■今後のH△Gの可能性という意味でもかなり幅の広がった今回のリリースになったと思います。H△Gはこれからどんな事に重きを置いて歌っていくのでしょうか?

 

Chiho:ずっと「青春」というイメージを纏ってきたH△Gですが、活動し始めた頃は「青春」というものを今よりずっとピンポイントで狭いゾーンに感じていた気がします。でも今はH△Gが守ってきたそのイメージにたくさんの可能性を私たち自身が感じているし、H△Gらしい表現の幅を見つけ始めています。それはたぶん、H△Gを大切に思ってくれる人が少しずつ増えているということなんじゃないかなと私は感じています。そう感じさせてくれることに、H△Gの音楽で返していきたいと強く思います。そんな想いも込めて歌っていきたいです。

Yuta:「青春」というH△Gのイメージ。そこが「核」であることは変わらないので、その核はしっかりと持ったまま今回の「 イタズラな Kiss と ラブソング。」のような“挑戦”をしていきたいです。「 イタズラな Kiss と ラブソング。」はH△Gがメジャー移籍していなかったら絶対にできなかった楽曲。冒頭でもお話したように、その“挑戦”こそが僕らがメジャー移籍をした最大の意義なのかもしれません。