Crispy Camera Club


京都発、ガールズギターポップ&ロックファン必聴!90’s UKインディギターサウンドに影響を受けた、  キャッチーメロディと、どこか懐かしく爽やかなサウンドにのるボーカル・ミサトの歌声と 絶妙なハーモニーが魅力のCCCのデビューミニアルバム完成
ミサト (Vo.Gt.) / りんすけ(Dr.Cho.) / 中根トモヒロ(Ba.)


■まずは初めまして。Crispy Camera Club(以下CCC)の結成の経緯を教えてくださいませ。

はじめまして。元々わたしとりんすけが一緒にガールズスリーピースバンドをやっていたんですけど、それが解散してどうしようかって時に、なんとなく二人でスタジオに入ったのがきっかけです。私のサークルの後輩だった男子のギターを連れてきて、3人で曲作りを始めて。ベースのともちんはお世話になってるライブハウスのブッキングの人に紹介してもらいました。最初はサポートだったんですけど、半年ぐらいして正規メンバーになりました。

■どんなアーティストに影響を受けてきたのですか?

ミサト:私は母親の影響で小さいときからずっとスピッツを聴いていましたね。小学生の頃、算数のノートの表紙にアイドルかのようにスピッツの写真を貼ったりしていたぐらい。高校に入って、洋楽も聴くようになりましたね。最初は友達が貸してくれたJETのアルバムを聴いてめっちゃハマって、そこからyoutubeでアクモンとかstrokesを見つけてガレージリバイバルのバンドにハマりました。そこからstone rosesとかLa’s、Sundaysとかに行き着いて、そこらへんをすごく聴いてます。
中根トモヒロ:2010年前後に毛皮のマリーズ、ボーディーズを筆頭に日本にもプチロックンロールリバイバルみたいなのがあったように認識してるんですけど、その辺りのバンドに強く影響を受けてます。毛皮のマリーズ、オカモトズ、黒猫チェルシー、グリムスパンキー、ボヘミアンズ、とかですかね。それでそのバンドたちがどういうルーツを持ってるのか気になって調べたら、どうやら50〜70年代あたりのロックンロール、ガレージパンクがルーツになってることを知って、僕も実際聴いてみて好きになっていきました。ベーシストとして影響を受けたのはオカモトズのハマさんや黒猫チェルシーの宮田さんらは当然なのですが、creamのジャックブルースやThe Whoのジョンエンドウィッスルらの60年代のベーシストのプレイをよくコピーしたりしたのが、僕の地盤になっていると思います。それが確か高校生の時で、大学生になってからは黒人の音楽が好きになって、ミーターズやファンカデリック、モータウンの楽曲とかも聴いたりしていました。
りんすけ:私は兄の影響でバンドが好きになって中学校のときはGOING STEADYやSIMPLE PLANを聴いてて、高校生からはNIRVANAのコピーバンドをはじめてグランジを聴くようになって。あとは平行して邦楽だとサカナクションやperfumeも好きだったのでエレクトロやハウスも聴くようになりました。ボーカル(ミサト)の影響もあり90’sUKも好きになったり、周りの人の影響で聴く音楽がどんどん変わるので色んな音楽聴いてきました!めちゃくちゃ雑食です!

■今回KOGA RECORDSからのリリースという事ですが、どんなきっかけでリリースまでの流れになったのでしょうか?

ミサト:1年半ぐらい前に、私たちのCDを取り扱ってくれているholiday! recordsさんが、突然コガさんと一緒にライブにきてくれて。そこからコガさんが定期的に東京からライブ見にきてくれたりして、去年の秋頃、具体的にリリースする話になりました。

■デビューアルバム「SWAG」このタイトルに込められたメッセージとは?

ミサト:私は旅とか冒険とかが好きなので、そういうワードが無いか色々探していたんです。そしたら、オーストラリア英語で「放浪者が持ち歩く袋」みたいな意味で「SWAG」という単語を見つけました。なので最初は、このアルバムが誰かの旅の思い出と共にあればいいなぁみたいな感じでつけました。でもSWAGは、ヒップホップの人が使う「ヤバい」とか「イケてる」みたいな意味の言葉ということも後から知って。こっちの意味の方がメジャーらしいんですけど。で、ヒップホップ関係ない私たちがこのワード使うのっておもしろいなって思って、結果いろんな意味を含んでめっちゃ良いタイトルになったなと。

■M-1「favorite train」は爽やかなイントロから印象的なHEYで始まる楽曲です。CCCとしてリスナーと初めましてになるアルバムの1曲目にこの曲を選んだ理由とは?

ミサト:この曲は実は結成して3曲目ぐらいに作った曲なんですよね。どのライブでもかかさずずっとやってきた曲で。風景が頭の中に広がる曲だと思うし、キャッチーなので、CCCの入り口には最適かなと!

■M-2「雨があがったら」のミュージックビデオの監督はストレイテナーなど多くの有名アーティストを始め、レーベルメイトのKEYTALK、そこに鳴るなども手掛ける小嶋貴之氏という事ですがどんな作品になりましたか?

ミサト:CGを使ってみたい!っていうのが最初にありました。この曲はシャッフルビートで、WHAM!とか参考にしたのもあって、古臭い質感の映像にもしたかったんです。でも古くさすぎず、曲のポップさも良い感じに表現できたMVになったと思います。

■作中に登場するアニメーションのイラストのいくつかをVo.Gt.ミサトさんが書き下ろしたと伺ってますが?

ミサト:アニメーションはやったことなかったんですが、監督から描いてみますか?と言われて。じゃあなんかやってみます!って感じで。パラパラマンガみたいに何コマも描きまくって送りました。ほんとに何の脈絡もなく、ただただ思いついたものを描いた感じなのでアニメに意味はないです!

■M-3「good morning sunshine」はミサトさんのヴォーカルにBaの中根さんの声がマッチする見事なコーラスワークが印象的です。男女間でのコーラスワークのポイントってあったりするのでしょうか?

ミサト:男子ボーカルをがっつり入れて、ちょっと男女ツインボーカル感も出してみたくて。年対バンしたオーストラリアのバブガニューシュってバンドが、男女ツインボーカルでめっちゃ良くて、そういうのに憧れてやってみました。シンプルに男子がオクターブ下で歌うだけなんですけど、インディー感が出るというか。

■M-4「She’s so cute」はギターのサウンドへのコダワリを感じる楽曲になってますね?アルバムの中で他にも音へのコダワリを出しながら録った部分があれば教えてください。

ミサト:そうですね。She’s so cuteはよりギターリフとかコード感が際立った仕上がりになってると思います。Favorite trainはカーディガンズを意識してみたりしました。
りんすけ:ドラムの音も曲によってイメージした時代を意識して音作りを変えたりしました!she’s so cuteは全体的にはオルタナに印象ですがドラムはストロークスの音をイメージしたり!

■M-5「タンザナイト」は音のワイド感とそしてミサトさんの歌い方もこれまでの4曲とも印象が違うようにも感じました。CCCとしてもこんな一面もあるよと言いたい一曲になっているのでしょうか?

ミサト:そうですね!アルバムの中でもだいぶ変な曲だと思います。最初はYESを参考に作り始めた曲なんですけど、最終的に全然違う曲になり。でも構成とか楽器のややこしい絡みにはYES感が出てる気がする。笑歌い方を意識したつもりはなかったんですけど、歌詞の雰囲気につられてそういう歌い方になったのかな。

■M-6「アナザーデイ」の最後の部分でベースがとにかくカッコ良いところありますね!M-1「favorite  train」でもベースはとても印象的だったのですがベーシストとしてどんな部分に一番重きを置いて演奏しているのでしょうか?

中根トモヒロ:ベーシストとして何に重きを置いて演奏してるかと言うと、「派手であること」が一番ですかね。我が強いんでしょう。たぶん僕は演奏するフレーズや音作りをとにかく派手にしたがるクセがあります。先に述べた影響を受けたアーティスト達がそうだったこと、他にもグラムロックやハードロックが大好きなのでそういったわかりやすくカッコつけてる音やフレーズが好きなのもあって。音作りも70年代のチューブアンプから出るような音をなるべく再現したくて機材にもこだわっています。実際ライブではかなりブリブリ言わせてるんですが音源にした時にそれをすると僕らが作ろうとしている80、90年代のUKインディーのそれとはまた違ってくるので、これでもかなり引き算してやってます。もちろんバンドが良くなるために弾いているのが前提にあるので

■さてCCCとしてこの名刺がわりの一枚を武器に様々な場所でライブもされるとは思うのですがCCCのライブを見た事のない人に改めてCCCのライブってどんなライブなのか教えていただきたいです。

中根トモヒロ:最近ライブの調子が上がってきてるので各地でどかんとやりたいですね。ライブにしかない音の厚みや聴こえ方があるのでまた音源とは違ったCCCの良さを感じてもらえるはずです。なんとなく音源を聴くよりもライブで見る方が僕らのやろうとしてる音楽、備えているルーツが分かりやすいんじゃないでしょうか。その場のものなんで嘘つけませんし。目で見て感じるカルチャーみたいなのに気付いてくれたら最高です。

■CCCがこの先に目指すモノとは?

中根トモヒロ:この質問の答えはアナザーデイの歌詞にも出てますね。たどり着きたい場所、みたいなのがあまり想像できなくて、想像できるとしたら最高なライブをしてフロアが感動してる様子くらいです。たぶんメンバー3人とも、ルーツも違えばやはりバンドという多義的なものに対する考え方が違うんですよね。なので三人一致でこんな風になりたい!みたいな像がないような気がします。もしかしてライブをしてるその瞬間とかがもう目指しているものなのかもしれないとか思ったりもします。一つ言うとするならば、海外でライブしてみたいなっていうざっくりしたことはたぶんみんな思ってます。

■改めて「SWAG」どんなアルバムにりましたか?

中根トモヒロ:このアルバムが始めての流通版なので、収録した曲は自然と今までライブで演奏してきた曲たちが多くを占めています。今回新たに作ったのは雨があがったらだけですね。なので僕らからしたら新しいアルバムができた!というより馴染みの曲を集めてみましたという感じですかね。それでもレコーディングに向けて、ライブのアクトをそのままやるよりも別のアレンジを加えたり、改めてどういったニュアンスで何を参考にするか、曲の落とし所みたいなものを探る作業が多かったように思います。それはたぶん僕たちにとってCCCが音楽的にどういうバンドかを考えさせられる機会でもありました。アルバムを製作してからも新曲を何曲か作っていますが、もうすでにレコーディング直前にしていた音楽的な話を製作段階で意識できているので、経験値としてSWAGの製作は僕たちにとって大きなものとなりました。

■最後にALIVE読者にメッセージをお願いします。

ミサト:CDのジャケットが最高にかわいいので、絶対ゲットしてほしいです!
またライブでお会いしましょう。
りんすけ:音源とライブは別モノって考えてて音源でしか出せない魅力もあるし、ライブでしか出せない魅力があるバンドだとおもうので是非音源をきいて、ライブに遊びにきて欲しいですー!
中根トモヒロ:ここまで僕らの記事を読んでくれたなら後はCDを買ってライブに来るだけです。待ってます!
(2018.10 No.44掲載)

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