LASTGASP


様々な経験と進化を続けてきたLASTGASPが原点回帰!
成瀬陽介(Dr&Cho) / 小野田稔(Gt&Cho) / 岡田勇希(Vo&Gt) / 高山晴朗(Ba&Cho)


■改めてLASTGASPというバンドはどんなバンドなのでしょう?

小野田:どんなバンドなのでしょうか(笑)

■実は結成10年を余裕で超えているバンドなのですよね?

岡田:結成は2007年。僕らが高校生の時、コピーバンドから始めて、2011年くらいにこのメンバーが揃いました。シンプルなロックが好きで始めたバンドでして、そんなに難しい事をしないバンドです(笑)活動をしている中でとあるマネジメント事務所にお世話になる事になりまして、いろんな経験をさせてもらいました。今は自分達でバンドを動かしている訳ですが様々な試行錯誤をしてきました。今現在はある種、一周して戻ってきたという感じです。「楽しくやる」っていうのが芯でして、それは結成当時から変わってないです。

■1月16日にNew Album「PLAYER」がリリースになります。前作「stair」から2年空いている訳ですが、つまりこの2年はバンドとして1周回るための期間だったと?

岡田:前作のアルバムではほぼ全曲アレンジャーさんに入ってもらって作るという試みをさせて頂きました。たくさん勉強になったし、やってみて楽しかったです。ですがそれと同時に「背伸び感」を感じたのも本音でして。今作を作るに当たっては今のLASTGASPがLIVEでやりたい事、やってみたい事をするためにどんな曲があればいいのかを考えて作りました。だからもうゼロから作った感覚でして。LIVEでのお客さんの盛り上がりとかを想像しながら作れたと思っています。そういう意味では曲に対するメンバーの気持ちも変わったのではないかと思います。

■ある意味原点回帰的な部分があるこの1枚を「PLAYER」と名付けた理由は?

岡田:僕は全部出来上がってからタイトルを決める派なのですが、今回出来上がったアルバムを聴いてみて、自分が思っていたよりもいろんなカラーの楽曲がある事に気付いたんです。そしてその中で全ての楽曲に一貫してあるのは「自分の人生は自分で頑張らなきゃいけない」って部分があると感じました。ずっと楽しいと思える事を頑張って続けていく事ってゲームだったら出来るじゃないですか?人生っていろんな困難があると思いますが、ダメならレベルをあげてもう一回立ち向かっていけば良いと思うんです。このストーリーの中の主人公は自分で、自分を操作しながら、生きていて。みんなそれぞれの人生はそれぞれがプレイしていくプレイヤーだなと。

■コンセプトがめちゃくちゃしっかりしてる!!

成瀬:LASTGASP史上一番コンセプトが固まっています(笑)ジャケットも脳みそをコントローラーに見立てて。 岡田:M-12「ワンルームデイドリーマー」が出来るまでは「HERO」ってタイトルも迷っていました。だけど、もがいている感じのカッコ悪さが少し欲しくて。「PLAYER」になりました。収録楽曲のタイトルが英語だったり、カタカナだったりするのも、そういう「ダサさ」を敢えて表現したいっていう事です。

■M-1に「Share」を持ってきた時点で、LASTGASPからのメッセージは伝わりましたけどね。

小野田:この曲、弾いていて楽しい楽曲。速いし。でもその中にちゃんとしたリフもあって。
岡田:今までのLASTGASPを知っている人には「どうした?」って思ってもらいたかった楽曲です。成瀬が短い曲を作りたいって言ったのがきっかけで。
成瀬:ELLEGARDENが復活したタイミングで「Make A Wish」をスタジオで演奏した時に「こういうのめっちゃ良いじゃん!」って衝動にかられまして。「Share」は最初全然違う形の楽曲だったのですが、2ビートにしてショートソングにしてみたらインパクトもすごくありまして、さらにLIVEも想像できる楽曲に仕上がりました。完成までの速度もすごく速かったし。

■今作はLASTGASPのアルバムの中でもドラムのリズムパターンが多い1枚になりましたよね?

成瀬:この1枚を作るのにいろんな音楽をめちゃくちゃ聴きました。洋楽から日本のメロディックまで。普段聴かないようなジャンルもとにかく聴きました。LASTGASPというバンドは歌を大事にしているバンドではあるのですが、LIVEを意識しながら歌を活かせるように作る事が出来ました。その中でもM-4「Face」やM-8「strength」は洋楽大好き人間の僕からするとプレイしていて本当に楽しいです。

■LASTGASPの挑戦がいっぱい詰まっているわけですね?

高山:そう。ベース的にはM-10「セルフィッシュ」今までやってこなかったフレーズ感。そしてアタマからゴリゴリに歪ませるサウンド。とても新鮮でした。
岡田:歌も挑戦というか、元々高いキーで作るクセが僕にはありまして(笑)低いキーで歌う魅力を前作から考えてはいたのですが・・・結局前作では「高いキー」で歌うっていう魅力を捨てきれなくて表現できませんでした。今作の楽曲はLIVEで再現をできるように歌いやすさにも重視して曲を作りました。

■歌い方が変わった印象だったのはそういう部分なのかもしれないですね?

岡田:かもしれないです。正直、歌のコントロールが効くようになっているアルバムなのでLIVEが楽しみです。

■まさにLIVEが楽しみという状態になりましたね?

岡田:まだリリースしていないのでLIVEで全然プレイしていませんが、すでにLIVEのセットリストは組みやすそうだなって実感しています。このアルバムの楽曲だけでLIVEのセット組めますし(笑) 成瀬:本気で捨て曲がない1枚だと思います。

■2019年のLASTGASPのヴィジョンとは?

小野田:前作から今作までの期間、LIVEで見えている景色がめちゃくちゃ良くなっていっている訳ではありませんでした。だから、そこから抜け出す2019年にしたくて、そういう意味でもツアーファイナルを名古屋QUATTROに決めました。挑戦をして、乗り越えて形にするという年にしたいと思っています。

■最後に「PLAYER」どんな1枚になりましたか?

成瀬:節目。久しぶりに「これ以上ない!」って気持ちになれました。これに賭けたい。LASTGASPの一番強い武器が出来たと思っています。
高山:僕は音楽のルーツが岡田と近い所にありまして。今作は曲出しの時点ですでに良くなる事が分かっていました。収録されている楽曲は多種多様なのですが、とにかく聴いて欲しい。そしてLIVEに来て欲しいです。
小野田:そうなんです!正直な話、最初から「このアルバムは良くなる」って分かっていたのでやっとリリースできる!という気持ちです。すごく待ちました。こっちが(笑)そして早くLIVEで演りたいです。
岡田:LASTGASPの曲出しは僕の弾き語りから始まります。正直みんなのスタジオの反応ですぐわかりますが、今回はとにかくメンバーの反応が良かった。みんなで盛り上がってワクワクしながら「良いじゃん!」って楽曲を作れる事。実はそれが一番大事なのかもしれないって感じた1枚になりました。その感覚はリスナーにも伝わるんじゃないかなぁ。「楽しい事をしたい」ってLASTGASPを始めて、10年以上経って今できる全ての楽しいが全部詰まっている1枚。僕らもこのアルバムの楽曲に勇気をもらうと思うし・・・・・・・良いのが出来ました(笑)そこに辿り着きました。
(2019.01 ALIVE特別号掲載)

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