Dire Wolf


日本の歌謡曲の代名詞、前川 清の娘のYuと音楽一家で育ったSHISYO。 超重量級の男女ユニット Dire Wolfアルバム『SHINKA』にてメジャーデビュー!
Ba:SHISYO / Vo:Yu


■初めまして、まずはDire Wolfというバンドの結成の経緯やどんなバンドと言えるのか教えてください。

SHISYO: 我々DireWolfはVo.YuとBa.Shisyoから成る少し太ったロックバンドです笑2人が出会ったのは大学で、一年違いの先輩後輩にあたります。
Yu:バンドメンバーがベース以外決まっていて、大学(音楽大学)の学食で誰がいいか考えよう。ってなった時にちょうど学食の隣の席でうどん食ってて、速攻で師匠でいいやんて決まりました!
SHISYO: 解散卒業を経て2人で新しいプロジェクトを企み、紆余曲折あってDireWolfという形になり、その間に順調に体重も増えて、現在に至ります。

■先日「SHINKA」にてメジャーデビューを果たした訳ですがこれまでのDire Wolfがどんな風に活動してきたのかも教えてください。

Yu:もう前のバンド含めですが7.8年ずっと下積みをして、いろんな曲を作ってきました。迷走した日々もありましたが、結局バンドが好きで戻りましたね。父の名前も隠してる時期もありました。過酷な時期もありました。でもその努力が今に繋がったのかと思っています。

■Yuさんは前川清さんの娘さんじゃないですか?前川清さんの娘として聴かれてしまうジレンマとか、葛藤とかそういう感情をどのようにコントロールしてきたのか伺いたいです。

Yu:もう歌にするしかないですね。言葉にするとただの悪口だったり凶器になりかねないと思っています。いろんなことを言う人が居ますが、音楽を聴いてください。そこに今までの努力、辛さ、痛み、楽しさ、嬉しさ全てが入ってると自分は信じています。

■しかも音楽性もかなりロック色の強いバンドでメジャーデビューという事になったら葛藤も尚更だと思うのですが。Yuさんがロックバンドでヴォーカルをするようになったきっかけを聞いてもいいですか?

Yu:父のジャンルが嫌いなわけじゃないんです。ただ中学の時に初めてバンドを組んでギターヴォーカルでみんなの前で歌った時に、「あ、自分がやりたいのはこれだ」って思ったんですよ。

■そんな中で完成したアルバム、聴かせていただきました。M-1「SHINKA」は「これがDire Wolfだ」という自己紹介の楽曲としてもすごく納得できる要素がいっぱい詰まっている楽曲ですよね?

Yu:2世ということもあり、色々な事を言われる事も増えてきました。自分達が1番何を訴えたいのか。どんな種族もどんな見た目も関係ない。自分が自分で自分にしか出来ないことがある。それを表現した曲なんです。これぞDire Wolfの曲ですね。

■「SHINKA」を聴いた後のM-2「君が生きやすい世界を探すために」のイントロだったり歌詞の世界観の振れ幅にビックリしました。ちょっとメンヘラ感というかありますよね?

Yu:そーですね!この曲はAメロ、Bメロは愛されたことの無い女性の歌詞なんです。サビはその彼女を好きな男性がそれでもいいからとメンヘラな歌詞を歌うんです。こういう姿がやっぱり人間らしいと言いますか、やはり人間は汚い人ほど面白いですよね。

■M-4「True end」を聴いてわかったのはこの二人って本当に音楽が好きなんだなぁって、このままバンド入らないまま終わるのかと思っちゃいましたもん。あそこまで我慢できるのはすごいっすよ。

SHISYO:作る際にも我慢だ我慢だと言いながら楽しんでいました笑 溜め込んで溜め込んで溜め込んで最後に爆発するあのアレンジは凄く気に入っています。
Yu:ためにためました(笑)どうしてもあそこの部分までは聞かせたかったんです!亡くなった彼女と、その後事故にあい意識不明の重体となった彼氏が頭の中で再会する曲なんです。彼氏がどんな選択をするのか、あそこまではどうしても聞いて欲しかった。この曲のメロディそして楽器の意味は、死んだ彼の心を表しています。だからこそ、最後の最後に取っておきました。

■正式メンバー2人のバンドですがギターのサウンドやドラムの一つ一つの音にまでこだわりを感じる1枚になってますよね?

Yu:元々サポートメンバーもバンド一緒にやってたんです!でも方向性の違いが生じて、解散はしたものの本当に仲良しなんです!だからこそサポートメンバーでもメンバーでも一人一人が目立って欲しいんです。自分を食ってしまうくらいに、その場を戦いみたいにしたい。ヴォーカルを立てるとかそんなの要らないんです。だからこそそんな個々が目立ついいアルバムにさせて頂きました!

■特にM-5「自分らしさ」のアレンジやサウンドメイクは秀逸です!

Yu: ありがとうございます!この曲は最初もっとロックなアレンジにしようと思っていたのですが、ただそれは本当に勿体ないなと感じてしまって綺麗なイメージで止めておきました。この曲だけはこのままの綺麗な音で楽しんで欲しいですね!

■M-7「Hi Boy!」はイントロからSHISYOさんが全開です!SHISYOさんこの曲のベースをカッコ良くコピーしたいのですがコツを教えてください。

SHISYO:このHi Boy!は昔からやってきた曲なので、大学時代の手グセというか感覚が色濃く出ています。なので、往年の洋楽ロックバンドを聴いてなんとなくコピーした後にその感覚で弾いてみるとカッコ良く弾けるかと思います!

■Dire Wolfがこのアルバムを持ってライブをしていく中で大切になる事ってどんな事なのでしょうか?

SHISYO:その場で観て聴いて体感してアルバムが欲しくなるようなライブをする事が出来ればと思っています。そしてアルバムレコーディング時点でのアレンジに囚われず状況によって常に曲をSHINKAしていければと思います。
Yu:後はやっぱりファンの皆さん!それが1番です!自分は本当に助けられてます。後は謙虚さですね。誰に対しても頭を下げる。人を見た目や価値で決めたくないんです。

■ありがとうございます。最後にアルバム「SHINKA」改めてどんなアルバムになっているのか教えてください。

SHISYO:我々DireWolfが結成からメジャーデビューするまでに至るあらゆる可能性を詰め込んだアルバムになっております。全ての曲がそれぞれ違う色を持っていて、聴いている方には様々な景色を楽しんでいただければと思います。是非お手に取って聴いてみて下さい!よろしくお願いします!!
Yu: 本当に今やりたい事を詰め込めました!かなりジャンルは曲によって違いますが、でもこれがDire Wolfなのかな?って思っております。そんな色々な面を見て頂きたい。ロックだけどロックじゃないでもロックだ!!!これがDire Wolfなのかなって思っています。本当にありがとうございました!
(2019.02 No.46掲載)