THE DISASTER POINTS


酸いも甘いも体験した漢4人がすべてを出し切って、振り絞って「別れ」を歌う名盤 「FAREWELL BLUES」が完成!
interview to : Yasumasa Okise


■4年ぶりのフルアルバムが完成しましたね。この4年はTHE DISASTER POINTSにとってどんな4年だったと言えますでしょうか?

メンバーの脱退など様々な苦難を乗り越えてようやくアルバムを出すことができました。この4年はゼロからのスタートのつもりでやってきたので、ライブ一本一本、バンドで過ごす全ての時間を鍛錬のつもりで取り組んできました。旧メンバーでのTHE DISASTER POINTSは既に超えたと思っていて、その上で、今の自分達のありのままを形に残せたことが嬉しいです。

■前作のsingle「Nothing But Rock’n Roll」のインタビューで沖瀬さんは音作り含めてこの4人のグルーヴ感を出すのに時間がかかった事を話してくれましたが、その時からもさらに進化して今のTHE DISASTER POINTSが完成したと?

サウンドメイクの方向性などは前作のsingleの段階でほぼほぼ固まっていましたが、そこからツアーをして1年が経ち、個々の技術的な面や、何より精神的な部分での強さは増しました。どうしてもそういうメンタリティやアティチュードが肝になる音楽なので、2019年現在の状態がバンドとしてのベストコンディションやなと思っています。

■THE DISASTER POINTSが追求していくメンタリティやアティチュードってどんな事だったりするんですか?

なかなか言葉にすることが難しい部分ではあるのですが、音楽だけではなく生き方までPUNKでいること。世の中の善悪の価値観にも囚われず、自分が信じる在り方や生き方を全うし、すべてを自分の責任として処理する気概。粋で優しい不良でいること。もはや死語だらけですが言語化するとこんな感じです。

■とは言え、言葉にするより音を聴いてもらった方がわかりやすいと。THE DISASTER POINTSはそんなバンドと言えそうですよね?

どんな信念や想いを込めたとしても最後は音楽としてアウトプットされるので、ライブを観てもらうのが一番だと思っています。何か伝わる自信はあります。全てはライブに繋がるような活動をしているつもりなので、CDを聴いてライブに足を運んでもらえたら一番嬉しいです。

■それは今回のフルアルバム聴かせてもらっても感じました。LIVE感というか。熱量というか。曲感もすごく詰まってて、ずっと息出来なかったですもん。

それなら安心しました(笑)実は今回は作曲からレコーディングまでの期間がかなり短くて、現時点(7/20)でライブでプレイしていない曲も何曲かあるんです。これまではライブで育ててきた曲達を録っていくスタイルで、今回のような制作のスタイルは初めてだったので、そう言ってもらえてホッとしました(笑)

■今回のアルバムに収録されている楽曲はLIVEで育てていくという事になりますね?

そうですね!ツアーもひとまずは無期限(笑)で可能な限りライブしまくると思うので、終わった頃には新しい曲達も更に磨かれてるんじゃないかなと。

■無期限(笑)勢いがすごいです!ストリートパンクと呼称されるTHE DISASTER POINTSがこの音源を作ってさらにツアーで磨き上げて向かう先にはどんなヴィジョンがあるのでしょうか?

これまた恐ろしいのが特に大それたヴィジョンもないんですよね…(笑)大きくなりたい、有名になりたい、売れたいとか、そういう野心も正直ないですし。もちろん周りの人達や関わってくれてる人達に還元したいとは思っているので、バンドの規模が大きくなるのを嫌とは思わないのですが、そういうことよりも、自分達がやりたい音楽、バンド、生き方を全うして、まずは日本で一番ごついライブをするパンクバンドになりたいです(笑)まだまだすごいバンドがわんさかいるので。

■自分達がやりたい音楽、バンド、生き方を全うして日本一ごついパンクバンドになるというとてつもない高い高いハードルがあるじゃないすか(笑)

そう言われてみればそうですね(笑)まだまだ道半ばなので精進します!

■ところで今作のタイトル「FAREWELL BLUES」にはどんな意味というかメッセージが込められてるんでしょうか?

今作のテーマが「別れ」で、そのテーマに合わせて曲を書いていくスタイルだったのですが、最初に『FAREWELL SONG』というテーマ通りの曲が書けたので、そこから作品全体を包括するようなイメージで「FAREWELL BLUES」というタイトルにしました。昔であれば畏れ多くて”BLUES”なんてフレーズは使えませんでしたが、それなりに酸いも甘いも経験して、使うなら今だなと思いタイトルにした次第です。

■今作収録のTRAVELIN’ BANDやNothing But Rock’n Rollなどの激しい曲ももちろん大好きなんですがTHE DISASTER POINTSを語る上で過去作でいえばOne For My Baby、今作でいえばHELLO MARY LOUみたいな楽曲をカッコよくプレイしてくれるのが最大の魅力だと思ってます。大人カッコいい。以前沖瀬さんがインタビューで古臭いことをやってるって言ってましたけどTHE DISASTER POINTSがやると全然古いと感じないんですよね。

現代のレコーディング環境で、サウンドメイクもその時点での最新のパンクロック、ロックンロールを鳴らすのが音源を作る際の毎度の命題なので、とても嬉しいです。旧き良き音楽を自分達のフィルターを通してプレイして、今の若い人達にも知ってほしい欲があるので、ただ古いって伝わり方になっていたら嫌やなとは常々思っています。

■ありがとうございます!最後に改めて「FAREWELL BLUES」はTHE DISASTER POINTSにとってどんな1枚になったのでしょうか?

若者でもなく、年寄りでもなく、しかしながらそれなりに酸いも甘いも味わって、ようやく「別れ」を歌えるようになりました。今現在の自分達のありのままの生き様を詰め込んだ一枚です。家で拳を握るもよし、酒の肴に聴くもよし、皆さんの生活に取り込んでもらえたら嬉しいです。何卒よろしくお願いします。
(2019.08 No.49掲載)

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